
今日お通夜に出席するんだけど、お通夜って普段着でいいのかな?
喪服がない場合はどうしたらいい?
本来、お通夜は親族中心で、一般の方は告別式に参列するものでした。
しかし最近では、地域の特性にもよりますが、お通夜のみに伺うのが多くなってきました。
お通夜は当然のこと、突然やってきます。
昔は、結婚するときに礼服を新調する風潮がありましたが、現在は少なくなっているようです。
そこで、訃報を受けて、「何を着ればいいのか分からない!」「喪服がない!」と思ったときの解決策をまとめました。
お通夜ですぐに役立つマナーについても触れておきます。
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お通夜も喪服が主流に


以前は、「取り急ぎ駆け付ける」という意味で普段着に近い服装で出席するべきと言われていましたが、
最近は、訃報を受けてからある程度時間が経ってから行われることが多いため、普段着の方がほとんど見られなくなりました。
できれば、喪服で伺った方が違和感はないと思います。
でも喪服がない・・・!そんな時に役立つ対処法を紹介します。
喪服がない場合はレンタルする
最近では、インターネットでの喪服レンタルサービスが増えてきています。
インターネットでレンタルする場合は、到着日と到着時間の確認をしっかりしておきましょう。
日程が合わない場合は、葬儀屋さんでもレンタルをしている場合がありますので、直接問い合わせてみましょう。
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喪服がない場合は友人から借りる
近くに住む友人が喪服を持っていそうなら声をかけてみましょう。
もともと、喪服はその人の体型にぴったり合ったサイズで作っていると思いますので、
体型が似ていない場合は、少しだらしない印象を与えてしまうかもしれませんが、
応急処置として割り切って借りてしまいましょう。
喪服がない場合は買いに行く
今後も使うものですので、この機会に買っておくという手もありますね。
ただ、礼服は10年以上着るものなので、しっかりサイズ合わせをしてお直ししてもらうことが望ましいです。
標準体型の方なら既製品を購入しても大丈夫かと思いますが、裾直しなどはその日にしてもらわないといけません。
とにかく急いで購入したい!という方は、当日は裾直しのみとし、その他のお直しは後日・・・というパターンでも。
喪服がない場合はスーツで代用する
黒に近い地味な色で、光沢のないものであればスーツで代用しても大丈夫です。
リクルートスーツであれば地味なものが多いですし、社会人ならひとつは持っている人が多いと思います。
その場合は、ネクタイは黒のものを着用しましょう。
黒のネクタイは、コンビニや駅の売店でも置いてあることがあります。
女性はブラウスの胸元が開きすぎないように注意しましょう。
ストッキングも黒のものを着用しましょう。
喪服が用意できない場合は?
喪服が用意できない場合、黒のジャケットや黒いパンツなど、黒のものを一つでも取り入れていくことが望ましいです。
女性の場合は黒い羽織もの、男性の場合は黒いネクタイなど。
その他、気をつけるべき点があります。
メイク・髪
派手な色の口紅は拭き取り、化粧は薄めに。
長い髪はシンプルにまとめます。
服
腕や胸が露出している服は、黒のカーディガンなどを羽織ります。
派手な上着や動物素材のファーなどは、脱いで紙袋などに入れましょう。
バッグ
エナメルやゴールドの金具が目立つ場合は、紙袋などに入れましょう。
動物素材を思わせる、クロコダイルなども縁起が悪いとされていますので気をつけましょう。
ストッキング
ストッキングはコンビニ等で簡単に調達できますので、ぜひご準備を。
黒かナチュラルベージュのものに履き替えましょう。
つめ
派手なマニキュアをしている場合は落しましょう。
ジェルネイルなど、すぐに落とせない場合は、冠婚葬祭用の黒い手袋があると便利です。
こんな感じのものです


急すぎて服装が対応できない場合


親しい人の訃報には、とにかく駆けつけることが大事です。
また、出先や出張先から直接向かうこともあるでしょう。
その場合、「出先から駆けつけたため、このような服装で申し訳ございません」と、お詫びの言葉を添えましょう。
それでもできることはありますので、必ずやっておきましょう。
- アクセサリーは外す
- 口紅は抑える
- 髪をまとめる
お香典はお通夜で渡しても良い?
お香典はお通夜でお渡ししても問題ありません。
ただし、告別式にも参列する場合は、お通夜と告別式の2回に分けて渡すことが、「不幸が続く」と思わせてしまう行為となりますので、避けましょう。
お通夜と告別式、両方参列できるのであれば、告別式の受付でお渡しするようにしましょう。


お香典は、ふくさからお出しすることが望ましいです。
ふくさは100円ショップでも購入できます。
お悔やみの言葉も頭に入れておこう
お通夜に到着したら、ご遺族や受付にお声かけをします。
お声かけの言葉を紹介しておきます。
受付でのあいさつ
・このたびはご愁傷さまでございます。 ・このたびは突然のことで、心よりお悔やみ申し上げます。 |
ご遺族へのあいさつ
一般例 | このたびはご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます。 |
不慮の死の場合 | 突然のことで、今だに信じられません。どうぞお気持ちをしっかりお持ちください。 |
病死の場合 | 一日も早いご回復を願っておりましたのに、残念でなりません。 |
若い人の場合 | これからというときに、申し上げる言葉がございません。 |
高齢者の場合 | ご長命でいらしたのに、心残りでなりません。 |
お通夜での食事には口をつける


お通夜では、通夜振る舞いといって、喪主から食事が振る舞われることがあります。
これは、弔問客への感謝の意味と、故人の思い出を語る場です。
また、故人との最後のお食事という意味もあります。
短い時間で良いので、一口お箸をつけるのが礼儀です。
家族葬の場合は参列したらだめ?


最近増えている家族葬の案内が来たときは場合はどうしたらいいでしょうか。
家族葬の場合は参列を控える
最近では家族だけの葬儀で済ませることが多くなりました。
遺族側から家族葬との案内があれば、参列は控えましょう。
お香典をお送りすることも控えておいた方が良いです。
家族葬の場合は弔電を送る
家族葬でも、弔電をお送りすることは問題がありません。
弔電で使う敬称についてまとめておきます。
父 | ご尊父様 | 母 | ご母堂様 |
夫 | ご主人様 | 妻 | ご令室様 |
祖父 | ご祖父様 | 祖母 | ご祖母様 |
息子 | ご子息(様) | 娘 | ご令嬢(様) |
兄 | お兄上様 | 姉 | お姉上様 |
弟 | 弟様 | 妹 | 妹様 |
お通夜に喪服がない場合 まとめ
お通夜の案内が来たときにすぐに役立つ情報をまとめました。
喪服がない場合でも対処法はありますので、慌てず対応しましょう。
マナーも大切ですが、一番大事なことは故人を偲んで遺族に弔意を伝えることです。
貴方らしく、自然な対応で大丈夫です。
お気をつけて、参列なさってください。
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